ミツバチが無事に到着しました。
事務局の酒井です。
まず、この場をお借りして、ミツバチ到着のニュースに関心を持って下さったメディアの皆さま、並びにビルの屋上スペースをお貸しいただいている太陽グループさんに多大なるご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
ミツバチは、本日5/19(木)17:30に札幌のまちなかに到着しました。
太陽ビル屋上に巣箱を設置し、巣門をあけ、ミツバチたちは元気に空へ飛び立ちました。
言い訳としてではなく、今後の参考に、また、生き物を扱うことの難しさを再認識するために、今回のいきさつについて若干書かせていただきます。
当初、ミツバチは九州佐賀から5/11頃に札幌へ到着する予定でした。ミツバチは、昨年札幌で活躍した3群を冬期間佐賀の養蜂家さんに預かってもらっていました。今年は昨年の3群から6群に増やすということで、佐賀で増群をかけていました。
しかし、天候不順が続き、蜂が思うように増えず、また、台風の影響などもあり、佐賀からの発送がどんどん延びてしまいました。
そして、ようやく配送の段取りが整いましたが、昨年お願いした運送業者は今年からはミツバチを輸送できないことが判明。別の運送会社に変えましたが、そこでもトラブル発生。道中の餌(ハチミツ)をたっぷり詰めた箱が重すぎて(30kg超えはNG)突き返されることになりました。5/18養蜂家さんに巣箱の中の蜜量を調整してもらいやっとのことでトラックに載せた訳ですが、今度は飛行機での運搬にNGが出てしまいました。
急遽トラック輸送に切り替え、5/19朝、二日後(5/21土曜日)に札幌に入るという連絡が入り、スケジュールが確定したかに見えましたが、、、
5/19 16:00に、「ミツバチは既に札幌に到着している。ビニール袋に包まれて死にそうになっている。」との連絡が突然入ったのです。
私たちの知らないところで、陸路から飛行機の輸送に切り替わっていました。
輸送する側にとっては、ミツバチもただの荷物扱いなので、それを早く入れようが入れまいが関係ありません。
配送センターに行くと、ビニールに包まれていたのは、
ただの継箱(ミツバチの入っていない箱)でした。
ミツバチの巣箱はちゃんとネットにくるまれ、羽音を響かせていました。
今年の活動もいきなり波乱の中にスタートしましたが、私たちはこれをドラマと言って終わらせてはなりません。ミツバチと接する気持ちをもう一度確認して取り組んでいきたいと思います。