7/17(土)、城島師匠、多久島ご夫妻、わたくし酒井の4名で
豊富の岩松さんの蜂場を見学に行ってきました!
岩松さんは、何を隠そうさっぱちの優秀な種蜂をくださった養蜂家さんです。
拠点は九州佐賀ですが、この時期、
北海道稚内と豊富の2地域で転飼されているんですね。
城島さんとは佐賀で仕事をされていた時からおつき合いがあり、
今回の見学が実現したのです。

朝6時半、札幌の城島・多久島さん宅を出発。
昨晩のアルコールのほのかな香りを充満させながら
車は高速をひとっとび。
今回はオロロンラインで海岸線をいくルートではなく
カーナビ君を信用して内陸ルートで士別剣淵まで北上。
途中道の駅で休憩をはさみましたが
無駄な寄り道はせず直行。
12時頃豊富のまちへ到着しました~
そして迷うことなく岩松さん宅の目印、
「国道40号沿いの赤いトラック」を発見!

このトラック、詳しくは後述しますが、
これ自体が計算しつくされた無駄のない採蜜システムの一部なんですねー
早速、記念撮影。

デザインもいいですよね。かっこいいー
この若い感覚は岩松さんの息子さんのものなんですね。
ハチミツのパッケージとかだけでなく、仕事のスタイルをかっこよくみせて
全体をブランディングしているんだなと思いました。感心。
「移動養蜂家蓮華道」の文字は佐賀のお知り合いの書道家の方に
書いていただいたものだそうです。

その後、車で10分ほど移動して、蜂場へ。
師匠は車中しきりに「花が多いですよ」と言っていましたが
ミツバチ達は幸せですね~

自然の中の蜂場には30箱ほどの巣箱が置かれていました。
まずカラーリングにびっくり。
盗まれるのを防ぐということが目的だそうですが
それだけでなく、ここでもデザインセンスが素晴らしいです。
(ペンキを塗ることで熱を中に閉じこめてしまうこともあるので
注意も必要だそうです。)
そして3箱ほどの採蜜作業を見学。

岩松さんは今年から蜂はけのかわりにエアコンプレッサーを使っているそうなんです。
エアで落としてあげると、蜂達も気を荒立てないんですって。
(私はあんなにちくちくやられているのに。)
お父さんが手際良く蜂を落とし空箱に巣板を入れていきます。
それを息子さんがトラックのところまで運び、
これまた超ハイスピードかつ正確にミツブタをカットします。

準備された9枚の巣板はそのままトラックに固定された自動式の遠心分離器にかけられます。
離蜜した巣板を空箱に入れ、そのままもとにもどす。
まったく無駄がないんですよー
プロの仕事を目の当たりにして、大変勉強になりましたが、
ある意味ショックでした。

この日は、シロツメクサにアザミが入った蜜でした。
色もきれいで、悔しいくらい味も良いです。

見学後、まちの食堂で一緒に食事をさせていただきました。
岩松さん、息子さん、お二人とも気さくで
当然城島さんのおかげなんですが、
素人の私にも色々と教えてくださいました。
(テンポの早い佐賀弁の会話に若干取り残されてましたが・・・)
さっぱちの巣箱を預ける段取りも決まり安心!
岩松さん、本当にありがとうございました。
(あんなにたくさん、”がばいよか”ハチミツと蜜ろうもいただいて・・・)

その後、城島師匠と多久島ご夫妻は豊富温泉の夜をしっかり楽しんだようです。
それはまた別の機会にレポートしていただきましょう。

(参考)岩松さんの「移動養蜂家蓮華道」のホームページはこちら