今日も札幌は見事な青空で、ミツバチたちが忙しく飛び回っていそうな気がするんですが、巣箱を開けて見てみると蜜が溜まっていないのでした。

巣板を持つと、入っているときよりも軽いそうです。


いちばん活発な群を最初に点検してこの状態(蜜がほとんど無い状態)だったので、今日は採蜜をしないことになった。
そして季節的に必要だと言われていた女王さがしをすることに。
最初に見た2群は、どちらも王台ができていました。

細くて長いので、王台としてはあまりよくないと思われたけれど、この群にはこれしか王台がなかったのでこれを残すことに。太くてそれほど長くない王台のほうが、良い女王が育つそうです。
もう1つの群にはいくつかの王台ができていました。こういう状態のときには間違いなく無王なんだそうです。女王がなにかの原因でいなくなって、そのかわりに新しい女王を立てるために王台をいくつか作っている状態なのだとか。

王台を残しておいた巣板には、草をはさんで目印にしました。

この群は2つ残しました。

最後の1群には王台がつくられていなかった。
みんなで目を凝らして、女王を見つけました。

どこに女王がいるのか、わかりますか?

真ん中の下のほうの、胴が長いのが女王です。

今回は、この新しい女王のマークとして、片羽を切りました。

片羽を切ろうと、城島さんが女王ばちを捕らえると、ミツバチが数匹、女王の近くをうろうろと飛びまわってから向こうへいきました。女王を助けようとしたのかな。その写真がこれ。カメラがちょっとピンチだったので、明るすぎですが、見えますか。

片羽を切ることで、この女王が、いついつの新しい女王だという印になるのと、新しい女王がどこか別のところへ飛んでいって、とんでもないところに蜂の巣をつくるようなことにならないのです。なにより、この巣箱を見捨ててどこかへ行かれてはたまりませんからね。(・・・ということで良いんですよね、城島さん?)