佐賀蜜を採り終えてから、またしばらく、天気はよいけれど寒い日がつづきました。
黒田代表がある程度蜜がたまったのを確認して、ことし最初の札幌産の蜜をとることになりました。メンバーは、昨年度のボランティアスタッフさん数名を含めて9名ほど。ちなみに去年の最初の採蜜は6/1。ことしのほうが、2日ばかり早いです。

ミツバチたちは元気です。

大きな花粉団子をつけて帰ってくるものも多かったです。

黒田さんが、女王の確認をしていました。

師匠から、巣の構造についてレクチャー。

採蜜のためにミツバチをはらいのけて巣板だけの状態にすると、「花粉枠」に花粉がびっしり詰まっているのがよく見えました。
赤や黄色の花粉がきれいに詰められていました。
ミツバチの巣につめられた花粉

少し説明が長くなりますが、「花粉枠」というのは、巣の中で、おもに花粉を貯蔵する巣枠のことだそうです。人間が巣箱をつくるときにそこに花粉がたまるように作っているというのではなくて、ミツバチたちが、巣全体の中の「花粉メインのエリア」のを作るようになっているんですね。「花粉枠」も「子枠」も「蜜枠」も、巣枠自体はどれも同じ形をしているんだけれど、ミツバチは自分たちでそういうエリア分けをしているんですね。そして「花粉枠」には、外勤のミツバチたちがせっせと運んできた花粉が貯蔵されます。

この赤い花粉はなんの花の花粉だろう。
赤い花粉を足につけて巣門に入っていくのも見かけました。

手回しの分離器もフル稼働。

容器の中に蜂蜜がとびちって、甘い香りがただよいます。

ことし初めての札幌蜜。

もちろん、蜜ふたを食べて、この日の蜂蜜の味をたしかめました。

すごく濃い甘味。まったりとコクのある味です。
なんの花の蜜でしょうねー。

採蜜した巣枠は、ミツバチたちの分も少しだけ残して、巣にもどしました。

早速お店にならべてみなさんにお届けしたいところですが、もう少し先になりそうです。