いま時期の、ミツバチにとってのオイシイ花ってなんでしょう。
札幌では、タンポポの最初のシーズンが終わり、桜やリンゴ系の花も終わった。

いま時期の花といえば、やはりライラックでしょう。
札幌大通公園はライラックまつりが終わったばかりで、まだまだライラックが見頃。近くを通ると、モワッと目に見えそうなほどくっきりとした、甘~い香りがします。いい香りです。

これだけライラックが咲いてるんだから、ミツバチもライラックの花に行ってるんじゃないの。
そんなことを安易に考えながら街なかを歩くと、わかったことがありました。
ライラックが満開のこの時期は、トチの花が咲いてるんだ!

蜂蜜好きのみなさんはご存知のように、
蜂蜜屋さんが売っている蜂蜜に「トチ」の蜜があります。

手近なライラックの花のまわりをいくら探してもミツバチが見つけられなかったこの日。
そうだ。きっとトチに行っているにちがいない・・・!

早速、ライラックの花もチェックしつつ、
トチにミツバチが行っているかどうかをウォッチすることにしました。

札幌中心部で「トチノキ」といえば、石山通の中央分離帯。
ここは、ずいぶん立派なトチがずらりと並んでるんですよー。

ソフトクリームのように空を向いたトチの花も、わんさか咲いていた。

ミツバチはというと・・・・

いたいた、いっぱいいました!

すごくいっぱいいたのですが、なにしろ
ずいぶん高いところに花が咲いてるので、
なかなか写真を撮るのは難しい。
北海道弁で言えば、ゆるくないね~、って感じ。

これは大通公園のトチだけど、こんな感じ。

高いところに花がいっぱいあるけど、
人間の私にはそんなところの花は観察できないので、
低いところのを探して、ミツバチを見つけてみる。

うーん、かわゆす!

あと、大通の四番街には札幌駅前通にもトチは咲いています。
おなじみ、4丁目交差点。

この、札幌駅前通の大通からすすきのにかけての並木はトチノキです。
ちなみに、中央分離帯はハルニレ。

パルコの「P」が見えますか?

他の場所に比べて花の咲くトチが少なかったけど、
さっぱちの蜂場からいちばん近いトチはここのだと思うので、
見ることはできなかったけどミツバチもいっぱいいたんだろうな。

去年はトチのシーズンを逃してしまったけど、
ことしは押さえられてよかった、よかった!
この季節のさっぱちの蜂蜜にも、トチの蜜が入っているんだろうなあと思います。

花が咲いていても蜜が出ていなかったりするので、
ライラックにも、ちがうタイミングで行っているかもしれません。
ライラックとミツバチの写真、まだ諦めませんよー。