いつもお手伝いをしてくださる天谷さんから、メールでお便りが届きました。私たちさっぱちの師匠、城島さんからお聞きしたお話とは?以下、お便り全文です。どうぞご覧ください!


こんにちは!天谷です。お約束通り今回は、城島父さん直伝{女王蜂の選定法}のお話をさせていただきます。

28日のさっぱち日記に王台の話がありましたが、この王台というのは、新しい女王蜂候補の卵を産み付ける部屋のことです。

この王台でさなぎになり、女王蜂の特権であるローヤルゼリーをたっぷり食べて次期女王蜂となるのです。

元はといえば同じ女王蜂が産んだ卵なのに、産み付けられた場所によって、その蜂の運命が決まるのです!

そして、そのいくつかの王台の中で一番最初に生まれた蜂が次期女王蜂となるのです。つまり長女が王位継承権第一位!

けれど、ひとつの巣には一匹の女王蜂しか存在できないので、元女王蜂(母)は、精鋭の働き蜂を引き連れて新しい巣を作るために飛び去ります。

これを巣分かれといいます。自然界では、これが繰り返されているのですが、養蜂家にとっては大事に育てた女王蜂や経験豊富な働き蜂がいなくなっては困るので、人間の手によって女王蜂の選定をして、巣分かれを防止する訳です。

あらかじめ王台から生まれた女王蜂候補数匹を専用の容器に入れローヤルゼリーを与えながら育てます。女王蜂の育成ですね。

その中から 城島父さんいわく

「容姿端麗で 器量よし 身体が大きく繁殖力のありそうな一匹を選び出し、働き蜂にわからないようタイミングを見て新しい女王蜂と交換する」そうです。

自然界においては、王台に産み付けられるという強運の持ち主が女王蜂となり、養蜂界においては強運プラス見た目の良し悪しが運命を決めるのですね(涙)

やっぱり美人は得ですよね~  愛嬌ではダメですかね(笑)

私がさっぱち日記に自称美人秘書と書いたので、ワークショップの時に探したというサポーターがいらしゃいました(笑)

その話を聞いた養蜂家城島父さんが「よかよか!美人だから、そのままでよか!」と言うので、私は蜂だったら女王蜂候補!?なのです。

たとえ女王蜂になれなくても雄蜂に生まれなくてよかった!!

次回は 哀れ!雄蜂の話をさせていただきます。