おなじみ天谷さんからのメールです。
「さっぱち」でミツバチを飼い始めてから、7/13に一度採蜜が中止になりましたが、今度は、私たちの先生、城島さんが、前回と違って巣箱を開ける前から中止を示唆した話です。なぜ中止を判断したのか、そして城島さんから持ち出された提案とは・・・?以下、先週天谷さんから届いたメール全文です。



天谷です。さっぱちに緊急事態発生です!!

4日採蜜の予定でしたが、城島父さん遠くから巣箱を見るなりこう言いました。

「今日は自分が巣箱の様子を見るまで、採蜜の準備をしなくていい」

いつもなら、すぐに準備に取り掛かるのですが・・・初めての事態です

内検・・・「今日はやめときましょう」 蜜が貯まっていません!!

屋上に入った瞬間 長年の養蜂家の経験と感が巣箱の中を感じ取ったのでしょうか・・・

さっぱち達に異変が!?

いえいえ 城島父さんいわく「周りに蜜源がなくなったのかも・・」

花が咲いていても、蜜蜂達のエサになる花ではないものもあるそうです。

それに加えて この異常気象  

城島父さんから提案がありました

「巣箱を無王(女王蜂を失くすこと)にして新しく編成する」

無王になることで卵が産まれないので、子育て係の働き蜂達も蜜を採りにいきます。

巣箱の中は幼虫がいない分、蜜を貯める隙間があるので、いっぱいにしようとたくさん働くというわけです。

勤勉な働き蜂の習性をいかした養蜂家の知恵だそうです。

その間に、今までに産み付けられた王台の中で女王蜂候補が育っているのです。

この後、先日お話した{女王蜂の選定}が養蜂家城島父さんの手によって行われるのです。(今の女王蜂は天に召されます)

そして若くて美人?な新女王蜂が、卵を産み、働き蜂が育てる・・世代交代が成功するのです。

しかし・・・

この女王蜂達が、はるばる船に揺られ九州からきてくれたから、さっぱちが生まれ、私達が出会えたのですよね(涙)

自然界では数年は生きるという女王蜂の運命も 人間の手によって決められるのですね

だからこそ私達は、もっと自然や生き物に対して感謝をし大切にしなくては・・・
 

次回の採蜜のときに、この作業(無王にする)が行われる予定です。

また その時の様子を報告します

追伸・・・無王の間、蜜も採れない針もなく巣も守れない雄蜂達の運命は!?  やはり・・・