ドキドキ。ミツバチとの対面
7月25日。さっぱち初心者の私にとって、2度目の採蜜に参加させていただきました。朝からの雨で気温も低く、開始の時間には雨こそ降り止みましたが、どんより曇り空。採蜜ができるかどうか不安な中での開始でした。
まずは城島師匠を筆頭に巣箱の状態を確認します。
この段階で、前回は採蜜の遠心分離器等の準備を行ったのですが、今日は待機です。ということで、外側から巣箱を見学しました。「今日はおそらくミツバチは機嫌が悪い」と教えてもらっていたので、ちょっとビクビクしながらの見学でした。
巣箱の中には、仲良くお休み中のミツバチたちが。普段はミツを集めるため、働きに出ているハチたちも、この日は雨のため巣箱にいるらしく、ひしめき合って入っていました。
そんなミツバチたちは、やはり不機嫌のご様子です。巣箱の確認作業が進むにつれ、前回の採蜜の時よりも数倍強めにぶんぶんと飛び回り始めました。
ビクビクがMAXの頃、巣箱より少し離れた場所で作業をしていた熟練の皆さんから「そーっと離れたほうがいいよ!ゆっくり戻っておいで」という優しいお言葉をいただき、本当にそーっと、そーっと、巣箱から離れました。
巣箱の確認を終え、師匠をはじめとする熟練の皆さんの判断によりこの日の採蜜は中止となりました。
中止が決まる間、端っこで石仏と化していたこの日初参加の方と私は、荷物もそのままに、師匠の温かいサポートを受けながら一足早くビル内へ退散させていただきました。改めて、熟練スタッフの皆様の温かさと優しさに感謝です。
この日のような天気だと、ミツバチたちはご機嫌ななめ。それは熟練の皆さんは承知のことだったそうです。そんな中でも決行したのにはもちろん理由がありました。
ハチミツを作ってくれるのは、当然ですがミツバチという生き物。機嫌のよさそうな時だけ蜜をもらえばいいというものではなく、ハチたちのご飯となるミツは足りているか、弱ったりしていないか等、常に状態を確認し、状況に応じて対処することが重要だということでした。
今回はハチたちがミツを集める大変さや、自然との関わりが再認識できました。初心者の私にとっては怖い体験ではありましたが、だからこそ大変さやありがたさが実感できる、貴重な経験となりました。
とはいえ次はぜひ、キラキラの採蜜をまた体験したい!次回が一層楽しみになった、ドキドキの一日でした。
Written by 本田 | この記事のURL | Twitterでつぶやく