みつばちが越冬中のこの季節、さっぱちでは昨年度より料理教室を開催しています。今年度は、さっぱちが受託した札幌市の委託業務『まちなか生き物活動運営業務』の取り組みの一つとして、12月に1回、1月に2回の合計3回、親子料理教室を開催しました。

テーマは「生物多様性」。みつばちと蜜源植物との関係を通して、私たちと、私たちの周りの動植物との関わりと、その大切さを知ってもらうことが大きな目的でした。そのため、調理の合間には、みつばちと蜜源植物との関わりを説明したり

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さっぱちはちみつと単花蜜の食べ比べを行ったり

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札幌市の生物多様性キャラクター「カッコー先生」が登場したり

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と、大変にぎやかで盛りだくさんな内容となりました。

教室の内容は、1回目は「札幌産りんごを用いたアップルパイ」

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2回目は「道産そば粉を用いたシフォンケーキ」

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3回目は「栗と道産乳を用いたモンブラン」

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それぞれ、市内の小学校3年生~中学生とその保護者を対象に、さっぱちはちみつと道産食材を使用した内容としました。今回の料理教室には、これまでにないほど多くの方から参加希望の応募をいただき、やむなく抽選を行うことにもなりました。ご応募いただいたみなさま、ありがとうございました。

小中学生の子どもたちを対象にした親子料理教室は今回が初めてで、はじめは工程の説明や伝え方に、難しさも感じました。でも、子どもたちの素直な反応や作っているときの真剣な表情を目の当たりにして、私自身も回を重ねるごとに学ぶことがたくさんありました。なによりも、「おいしい」「楽しかった」という声を聞けたことがとてもうれしく、そんな感想を頂くたびに「次はもっと楽しめる会にしよう」と挑戦し続けることができた3回でした。

また、さっぱちにとっても、これまでさっぱちを知らなかったという方々に知っていただく、とても良い機会となりました。中には「夏には屋上に上がってみたい」と興味を持ってくれる方もいて、これからのさっぱちがますます楽しくなるような出会いの場ともなりました。ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

今年度さっぱちは、今回の親子料理教室のほかにも、夏の採蜜体験や子ども料理教室など、子どもたちと触れ合う機会がとても多かったように感じます。これからも、みつばちを通じたコミュニティの場として、子どもたちが実体験から学べる活動を続けていければと思います。