本日9/3(金)、軽く雨が降っているけれど、蜜があるかどうかを見ようと、屋上のさっぱちガーデンへ。今日の作業には、城島さんと多久島さん、そしてその息子さんと三世代がそろいました。おなじみの天谷さんも一緒です。
準備をしながらぺちゃくちゃおしゃべりをしていると、巣箱の近くで城島師匠が酒井を手招きしてます。

「ちょっと匂いをかいでごらん」

いつもと違うでしょう、と言うので、私もどれどれと嗅いでみるけれど、6月からずっと使っている面布に染みついた臭いが邪魔してあまりよくわからない。(こんなに醸し出すくらいになるまで洗わないというのもいかがなものか)

どうも、いま時期の蜜が、いつもと違う匂いの原因のようでした。セイタカアワダチソウのハチミツ(と、決めてかかっているワタクシ)、どんな味がするだろう。

さて、まず、奥の真ん中にある巣箱を開けると、蜜ろうが麻布にびっちりとついていました。働いてますよー!

蜜のほうはといえば、これが、入ってたんですよ。
「重い」と城島さん。

ほら、こんなに蓋してます。

いつもより、こころもち黄色めの蜜ろうですね。

蜜が入っていることを確認したので、採蜜チームも準備スタート。

ほら、熟成したハチミツがたっぷり。色はかなり濃く、茶色っぽいです。

どろっとしていました。

味も美味しかったです。もっと早い時期の「花らしい上品な香り」はしないのですが、やさしく濃い味わい。天谷さんは、ホットケーキに合うんじゃないかしら、などと話してました。

今回はハチミツを採るのに最高なのだそうです。いつものように「さあ、どうしてでしょう」と城島さんからクイズが出ました。うーん、どうしてだろう。答えは、いったん無王の状態になって内勤の子守の働き手が必要がないので、みんな外勤にまわって外に蜜をとりにいっているから、ということでした。もちろん、それに加えて、花が蜜を多くふいているという条件が備わっているためでもあります。なーるほど!

「ベリーグー!」(by 城島師匠)

というわけで、分離器チームも大忙し。
ぎゃーー、こんなに蜜が採れてるよーーん!

いちばん右側の巣箱は、先日、初女王から新女王に変わったのを確認して、片羽を切った群ですが、今回ものすごく働きバチの数が増えていて、巣箱のふたを開けると、麻布の上にもびっしり蜂がいるという、これまでに無い状態に。蜜もびっしりでした。

蜂がみんな世代交代して若くなっていました。

なんだか笑いが止まりません。いやいやもう、こんなに蜜が。

雨が降ってきたので、途中で屋根のあるところでの離蜜作業になりましたが、こんなに蜜がたまっていたので、作業ができて本当によかった。(この後、雨が土砂降りになりました)

一斗缶20kgくらい入っているのが2缶プラス若干量なので、少なくとも本日は40kgは採れました。8月初旬は全然採れなかったので、その時期を越すともうひと山あるぞ、というわけなんですねー。

本日はナント、最後の記念撮影を忘れてしまったのですが、今日こそ撮れば良かったなあ。親子三世代そろってたのに。その他もろもろ個人的に反省しつつも、素晴らしい収穫で満足したのでした。

追伸:いい具合に臭いを醸し出している防護ネットは、少しだけ持ち帰って洗うことにしましたよ。