今回のワークショップのテーマは「『みつろう』を使ってキャンドルづくりをしてみよう」。みつろうを使ったキャンドルづくり体験と、さっぱちのハチミツを使った石鹸の開発に取り組んでいる「北海道純馬油本舗」さんによる開発中の石鹸の体験がメインでした。

会場は「OYOYOまち×アートセンターさっぽろ」(南1西6第2三谷ビル6階)。まず最初に黒田実行委員長の挨拶があった後、事務局から前回のワークショップ(6/19)以降の採蜜の状況と参加者の皆さんが植えた野菜の様子について報告をしました。
 
6/19以降は6/26、7/2、7/7、7/13、7/22と5回の採蜜を行いました。季節が少しずつ移っていくにつれて、花の種類もまた少しずつ変わっていきます。そのため、ハチミツの味も色もちがってくるのです。
 
野菜も夏の日差しを受けて順調に成長しています。なかにはもう収穫間近のキュウリも。皆さん、野菜の生育状況には驚いていました。

そのあと2班に分かれて、キャンドルづくりと石鹸の体験を行いました。

まずはキャンドルづくり。原料となるのは、蜜蓋やムダ巣など。これまでの採蜜で採ってためておいたものを使います。
 
それを大きな釜でお湯にとかして→万力のような機械(城島さんが使っていたものをご提供いただきました。年季が入っています。)で不純物を取り除く→冷やして水とロウを分離させる、という一連の流れを見てもらいました。
 
ちなみに不純物を濾しとるのに使うのは「玉ねぎのネット」。これがちょうど良いそうです。
 
さらに、それを冷やしていくと水とミツロウに分離します。早くミツロウが固まるように皆で一生懸命うちわで扇ぎます。
 
そして、水とミツロウが分離したら、ミツロウを取り出して、空き缶などに入れて湯せんして溶かします。
 
溶けたものをろうそくの芯を取り付けたカップに注いで、それが固まったら完成です。
 
カップはカメヤマキャンドルさんが今回のために提供してくださいました。ありがとうございました。ミツロウは固まるのが早く、5分程度できれいなクリーム色のキャンドルが完成しました。
 
何と参加者のなかにWSの翌日が誕生日というお子さんがいらっしゃいました。さっそくみつろうキャンドルでお祝いするとのことでした。きっとやさしい光の中でおいしいケーキをたくさん食べたのではないでしょうか。

もう一方の試作中の石鹸の体験では、千歳の北海道純馬油本舗さんが現在開発を進めているハチミツ入り石鹸のサンプル(含有量1%、3%、5%)を体験してもらいました。

まずは商品の特徴について説明していただきました。
 
続いて、参加者の皆さんが実際に泡だてるなどして、それぞれの使い心地を確かめました。ハチミツの含有量によって少しずつ使った感じはちがうようです。
 
また、石鹸のデザインについても、参加者の皆さんにイラストを描いてもらい、アイデアを出していただきました。なんと、実際にその中から製品のデザインを今後作っていくそうです。
 
また、試作品のサンプルを3種類ずつ、お土産もいただきました。北海道純馬油本舗さん、どうもありがとうございました。

最後に前回ワークショップ以降の5回の採蜜で採れたさっぱちハチミツを試食していただき、気に入ったものを2つずつお持ち帰りいただきました。
 
2回目のワークショップはいかがでしたでしょうか?今回も約60名のサポーターの皆さんに参加していただきました。ありがとうございました。第3回は8/21(土)の開催予定です。